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중점연구소지원사업 관련 일본아사히신문 규슈판 2018월11월10일자 기사

등록일 2018-11-12 작성자 일본학연구소 조회 1184

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映画・演劇でたどる在日 成川彩

◇韓国・東国大大学院生、成川彩 在日コリアンを描いた映画「焼肉ドラゴン」(鄭義信〈チョンウィシン〉監督)が今年、注目を集めた。韓国でも5月に全州国際映画祭の開幕作として上映され、多くの観客が笑って泣いて好評だった。 とは言え、韓国では一般的には在日について十分に理解されているとは言い難い。「朝鮮戦争を経験せずに日本で豊かな暮らしを送った」「北朝鮮を支持する人が多い」など様々な誤解の声を聞く。 私が留学中のソウルの東国大学には1979年に日本学研究所が設立され、近年は特に在日の研究に力を注いでいる。私は映画映像学科修士課程に在籍しながら、日本学研究所が主体となっている在日の研究プロジェクトにも参加している。主に担当しているのは映画・演劇の分野だ。 作成中の資料集のメインは、2000年代の在日関連のドキュメンタリーの監督や出演者へのインタビュー。00年代の特徴として、日本人や在日ではない、韓国の映画人が撮るようになったことが挙げられる。特に北海道の朝鮮学校の子どもたちを追った「ウリハッキョ」(06年、キム・ミョンジュン監督)は日韓両国で話題になり、これがきっかけとなって、そうした作品が増えてきたようだ。 最近インタビューしたのは「航路(ハンロ)―済州、朝鮮、大阪」(15年)の監督で釜山在住のキム・ジウンさんと、出演した在日3世の金哲義(キムチョリ)さん。映画は、2人の在日3世が組む演劇ユニット「航路」を追ったドキュメンタリー。ともに済州島にルーツを持ち、関西で生まれ育ったが、金哲義さんは朝鮮籍、もう1人の金民樹(キムミンス)さんは韓国籍だ。 朝鮮籍の「朝鮮」は北朝鮮ではなく、分断前の朝鮮地域を指す。分断後、韓国籍や日本国籍を取得した人に対し、朝鮮籍のままの人には、政治的に北朝鮮を支持する人もいるが、「分断された祖国の片方を選べない」という人もいる。 だが、李明博、朴槿恵両政権下では、朝鮮籍者は韓国への入国がほぼ認められず、「航路」の2人が韓国の演劇祭に招待を受けても、金哲義さんだけが行けない状況が続いた。 キム監督は、その状況を映すとともに、在日の歴史を取り上げた演劇の場面を挟み込み、説明的なナレーションに代えた。もちろん、「航路」の2人が関わる演劇だ。監督は「特に金哲義さんの作る演劇は彼の家族史がテーマなので、彼と在日の説明にぴったりだった」と話す。 映画「航路」により、韓国の映画・演劇人の間で金哲義さんが知られるようになった。10月、韓国の映画関係者から招待を受けた金哲義さんにソウルでお会いした。文在寅政権となり、朝鮮籍者も韓国に入国できるようになった。 パスポートではなく、韓国政府発行の「旅行証明書」を携えて来たが、日本出国時も韓国入国時も「これは何だ?」と呼び止められたという。「せめて韓国の職員は知っててほしいよね。同じ民族なんだから」と笑う。日本の演劇人から「テーマが自分の中にあってうらやましい」と言われることも。これからも、在日をテーマに作り続けるつもりだ。 彼らの活動を韓国で記録し、伝える作業はまだまだ始まったばかりだ。

2018년 11월 10일

朝日新聞기사자료

http://www.asahi.com/area/fukuoka/articles/MTW20181110411580001.html